【RugbyHub】のPROFESSIONALにて登場いただく方の素顔にフォーカスを当てる
インタビュー企画「Professional Interview」。

今回は、BIG BLUES八千代ベイ東京でヘッドコーチを務める茂野さんにお話を
伺いました!
今年度から岸岡式ラグビー教室のアシスタントコーチとしても活動されている
茂野さん。これまでのラグビー人生や、選手兼アシスタントコーチとしての経験、
そして今回のイベントテーマである「夢」について語っていただきました。



▶︎茂野さんプロフィール
ラグビー歴:29年
岬ラグビースポーツ少年団
石見智翠館高等学校(在学中に半年間のNZ留学を経験)
拓殖大学
富士ゼロックス(2015-2019)
清水建設江東ブルーシャークス(2020-2023)
秋田ノーザンブレッツRFC(2023-2025)
BIG BLUES八千代ベイ東京(2025-)


ーまずは経歴についてお聞かせください。
    大学卒業後は1年間、無所属で練習生としてラグビーを続けました。

    その後、ラグビーを続けられる環境を優先し、富士ゼロックスに入社。
平日は仕事、週末はラグビーという生活を送り、トップイーストDiv.2への昇格に
貢献しました。

    27歳で清水建設江東ブルーシャークスのトライアウトに合格し、3年間プレーしました。

    2023年には秋田ノーザンブレッツRFCにプロ選手として加入しました。プロ選手として
活動する中で、引退後のセカンドキャリアも見据えてA級コーチライセンスを取得し、
スポンサー営業やSNSマーケティングなどにも取り組みました。

    その後、選手兼アシスタントコーチを経て、現在はBIG BLUES八千代ベイ東京のヘッド
コーチ兼選手としてチームの指揮を執っています。    


ー今年度から岸岡式ラグビー教室のアシスタントコーチとしても活動されていますが、
アシスタントコーチをすることになった経緯を教えていただけますか?

   
    最初の繋がりとしては、2024年に秋田で開催されたラグビー教室です。

当時、秋田ノーザンブレッツRFCに所属していたこともあり、秋田県ラグビーフットボール協会とラグビー教室のパイプ役を担わせていただきました。

    その繋がりがある中で、今年度が始まる前に、ラグビー教室でアシスタントコーチを
されている教仙コーチから声をかけていただき、参加させていただくことになりました。


ー普段は社会人を対象にコーチングをされていますが、ラグビー教室で子ども対象とした
コーチングをしたときに感じた違いはありますか?

    大人よりも子どもたちのほうが、吸収するスピードが早いということを
一番感じました。

    これは良いほうにも悪いほうにも捉えることができて、伝えたことをすぐに行動に
移してくれる良さがある一方で、同じ動作でも異なるキーワードで伝えてしまうと、
すぐに新しいキーワードに引っ張られてしまうという側面もあります。

    伝える側であるコーチが軸をぶらさないというのは、大人へのコーチングにも通じる
ことですが、子どもたちに教えるうえでは、より意識する必要があると実感しました。

子どもたちは、新しいことを吸収するスピードが本当に早いですよね。だからこそ、指導する側が「何を伝えたいのか」という軸を持っていることが大切だと思います。子どもたちの自由な発想を大切にしながら、伝えるべきことはぶらさない。
そんな指導の難しさと面白さがあるのだと思います。 


ー経歴の中で、選手兼アシスタントコーチという特殊な立ち位置を経験されていますが、その立場に立つことで学んだことや感じたことはありますか?
    
もともと教えることには興味があり、大学生の頃から将来は指導者になりたいと
考えていました。選手とコーチの間に立つ人間がいることで、チームがより良くなるの
ではないかと思い、秋田では自発的にコーチと選手の間に立ってプレーを実施しました。
最初から指導者になることを見据えていたので、そこに大きな葛藤はありませんでした。

    実際に経験してみて、特にコミュニケーションの部分で大きく成長できたと感じて
います。以前は選手に答えを伝えることが中心でしたが、今はその場を解決するだけ
でなく、選手が安定して成長できる環境をつくることを意識しています。 


ー今回のイベントのテーマは「夢」ですね。様々なチーム・立場を経験されてきた
茂野さんから子どもたちにどのようなことをお伝えしますか?

      夢は、たくさん持ってもいいですし、一つの夢を追い続けることも大切だと思います。

僕自身、ラグビー選手として、そして日本代表になることを夢見て取り組んできました。
結果的に日本代表という夢を叶えることはできませんでしたが、
そこで経験した成功や失敗、行き止まりだと思ったことの一つひとつが、
今のコーチという立場につながっています。

だからこそ、今一生懸命取り組んでいることを大切にしてほしい。
失敗も含めて一つひとつと向き合うことで、必ずその先につながっていくと思います。

僕自身も今なお失敗を繰り返しながら、次にどう進むのかを模索しています。

夢に向かって進む中では、思い通りにならないことや、失敗することもあると思います。でも、その経験が無駄になるわけではなく、あとから振り返ったときに次の一歩につながっていることもあります。夢がある子も、まだ見つかっていない子も、
今取り組んでいることを大切にしながら、自分なりの道を見つけていってほしいですね。 


ー今回のイベントはどのような方に参加していただきたいですか?           
    夢を持っている人はもちろん、まだ夢が見つかっていない人にも、ぜひ参加してもらいたいです。

夢はあるけれど、どうやってそこに向かっていけばいいのか分からないという人もいると
思います。今回のイベントでは、そうした悩みについても一緒に考えられたらと
思っています。

また、子どもたちだけではなく、親御さんにもぜひ一緒に聞いていただきたいです。
子どもたちの夢について、親子で考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。 

現役のトップレベルでラグビーを続けながら、指導者としても歩んできた茂野さん
だからこそ語れる「夢」と「挑戦」について学べる特別な時間です。
ぜひこの機会をお見逃しなく!